以前はRRSのL型ブラケット BA9-L SETを使っていたのですが、ここ最近はSmallRig 2940を使用していました。
手が小さいので、小指余りよりも重量が軽い方がいいかなと思い買ってみたところ、安価なのに工作精度が高く、とても気に入っていました。
ただ、Planar T* FE 50mm F1.4 ZAを購入したところ、やはりグリップが心許なく感じて、バージョンアップした2122を購入しました。
元々評判が良かった2122ですが、4度目の更新で更に完成度を高めて、ほとんど死角なしのすばらしいL型ブラケットに進化しています。
小指余り問題の解決にはα7 III/α7R III/α9用Lブラケット 2122D
特長は何と言っても分厚い底面。
2cmくらいあると思いますが、そのおかげでグリップも延長され、小指余り問題を完全に解決してくれます。
こんなふうに、中指、薬指、小指でがっちりとホールドできます。
さらに持ちやすい要因として、グリップの延長部分に合皮が貼ってあります。
金属剥き出しではないので、滑りづらく、冬場も「冷たいっ!」ってなりませんね。
開閉するブリップ部分の底面
前モデルも貼り革はありましたが、今回のモデルからグリップ部分底面が開閉するようになりました。
これまでは、底がくり貫かれた形でしたが、蓋の開閉スペースのために、小指が当たる部分が少しせり出した形状になっていました。
個人差はあると思いますが、私は割と気になってしまっていたので、今回そのせり出しが無くなり、カメラのグリップとほとんどツライチになったことはとてもありがたいです。
ただ、開閉は少し渋い感じです。
後方の開閉ボタンを押しながら下方向に引っ張ると開くのですが、少し力を加えないと開くことができません。
右手でカメラを支えた状態で、左手だけでこの操作をするのに、少し慣れが必要だと感じました。
初期不良も疑って、SmallRigに問い合わせましたが、簡単に開かない仕様であり、問題ないとのことです。
ちょっと不満。
唯一の弱点は重量
底面の開閉の固さよりも、大きなウィークポイントは、見た目から分かる通り、その重量です。
これまで使っていた2940がわずか102gなのに対して、2122Dは245gもあります。
同じくグリップ部分までカバーするタイプのRRSのBA9-L SETは142gです。
実際に持ってみると、重量増ははっきりと感じられます。
重いレンズに重いL型ブラケット。
グリップ重視か軽量重視か。
どちらを取るかですね。
しっかりと握れるので、ある程度重いのは仕方ないところです。
価格がリーズナブルな点を含めて、トータルではとても良いL型ブラケットだと思います。
グリップよりも軽量な点を重視する向きには、2,000円台で買えるSmallRig 2940がおすすめです。
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