センサーの表面を見ても全然汚れて見えないので、全く気にしていませんでしたが、きちんとチェックしたら想像以上にやばい状態でした!

ほぼ毎週末撮影があるので、メーカーに出している暇はないし、何とかせねばと思い、DIYでセンサークリーニングをしてみました。

センサー汚れの確認方法

風景を撮られる方は、普段から絞って撮影をするので、汚れに気づきやすいかもしれませんが、私はどちらかというと開放~2段絞りくらいをよく使うので全然気づきませんでした。

チェックの方法は、最大絞りで明るく白っぽいものを撮影するだけです。
具体的には以下の通り。

  • 白い背景を準備(無ければ空でも良いと思います。)
  • 望遠寄りのレンズを準備(ズームであれば一番望遠側にします。)
  • 最大絞りに設定
  • マニュアルフォーカスで無限遠に
  • シャッターを切る

この方法で撮った画像はこちら。

センサーの汚れを確認
センサーの汚れを確認

空を撮った画像で、汚れが見えやすいようにレタッチしてコントラストを上げています。

クリックして拡大してみてください。
あるわあるわ!
よく今までこんあんな状態で放置していたものだと我ながら呆れました。

まずは自動クリーニング

これだけ汚れていたら、まず無理だと思いますが、センサーに直接触れるのは極力避けたいので、とりあえずはカメラの機能でセンサークリーニングを試みます。

どのカメラにもメニュー内にセンサークリーニングに関わる項目があるはずです。

SONYのαシリーズであれば「セットアップ」の中に「クリーニングモード」という項目がありますので、それを選んで自動クリーニングを行います。

あっという間に終わるので、センサーを下に向けて軽くゆすり、取れた汚れを落とします。この時、ブロワーで風を吹きかけると、ノズル部分が空気の圧力で飛び出してセンサーにダメージを与える場合があるので注意してください。

で、今回は結局ぜんぜん取れませんでした。

DIYセンサークリーニング

センサーは非常に精密な部品ですので、本来セルフでクリーニングを行うことはおすすめできません。

時間的に余裕がある場合は、メーカーやサービスステーションでプロにお任せすべきですので、もし自力でやる場合は、失敗したときにびっくりするくらいの修理代がかかることを覚悟の上、自己責任で行ってください。

さて、今回準備したのはこちら。

VSCOのフルサイズセンサー用クリーニングスワブとクリーナー液です。
評価が高く、使っている人が多いのでこちらをチョイスしました。

VSCOクリーニングスワブ
VSCOクリーニングスワブ

このクリーニングスワブを使って、優しく表面の汚れを拭き取るわけですが、二度拭きは厳禁です。

まずセンサーの左側に垂直にクリーニングスワブを当てて、右に少し傾けながら右端まで力を入れずに拭き取ります。拭き取るというよりも表面を撫でる感覚ですね。

右端まで行ったら、一旦クリーニングスワブを浮かせて、今度は反対面を使います。くれぐれも同じ面を二度使わないようにしてください。

反対面にしたら、右端から左端へ同じように優しく撫でます。
これで終わりです。

汚れが残っていたらクリーナー液を付けてもう一度

再度、先の方法でセンサーの汚れをチェックして、もし汚れが残っていたら、クリーナー液を使ってもう一度拭きます。

この時も新しいクリーニングスワブを使用してください。
絶対に二度使わないことです。

また、クリーナー液はたくさん点けずに2滴ほどが目安です。
たくさん点けてしまうと液がセンサー面に残ってしまう可能性があるからです。

クリーナー液を点けて一往復したら、液を除去するために更に新しいクリーニングスワブでもう一往復します。

もし、これでも汚れが取れない場合は、DIYでは無理なので諦めてプロにお任せしましょう。何度も何度もクリーニングをすることはセンサーを痛めてしまうリスクを大きくしてしまいます。

そして、今回の作業結果がこちら。

クリーニング後
クリーニング後

下の方に少しだけ残ってしまいました。
しかし、大半は除去できたので、とりあえず次回の撮影にはこれで臨み、時間が取れるときにプロにお願いしようと思います。

余談ですが、センサークリーニング後のクリーニングスワブは、カメラボディや液晶画面の清掃には使えますので、廃棄する前に再利用しています。
貧乏性ですね(^^;)

使用後のクリーニングスワブでボディ清掃
使用後のクリーニングスワブでボディ清掃