SIGMA 56mm F1.4 DC DNのXマウント版が素晴らしかったので、マイクロフォーサーズ版も手に入れました。
このレンズが発売されるまで、マイクロフォーサーズ用の中望遠単焦点レンズは、45mmの次は75mmしかなかったため、この56mmは理想的な選択です。
マイクロフォーサーズでもボケを活かした撮影ができる
フルサイズ換算で焦点距離が112mmとなりますが、使いやすい中途半端な焦点距離です。このレンズを持っていれば、スナップ写真にも十分対応できます。
M.ZUIKO 75mm F1.8のボケ効果よりは少し小さいですが、M.ZUIKO 45mm F1.2 PROなどの高級レンズと比較すると、非常に魅力的なボケを実現します。
ボケ感は自然で滑らかであり、予算を考えさせない品質です。
APS-Cのおいしい部分を切り取った画角ゆえに画質に文句なし
通常、レンズの周辺部は中央部分よりも解像度が低くなりますが、SIGMA 56mm F1.4 DC DNはAPS-C向けの設計です。イメージサークルが小さいマイクロフォーサーズで使用する際は、中央寄りの解像感が高い部分を切り取った形になり周辺部分でも十分なシャープさがあります。
開放F値から自信を持って撮影でき、実際、画質に関してはM.ZUIKO 75mm F1.8よりも高評価の報告もあります。
さらに、Contemporaryシリーズの30mm F1.4 DC DNと比較して、色収差も効果的に抑えられており、非常に満足のいく画質を提供しています。
解像感、ボケ感、小型軽量、安価と四拍子そろった良レンズ
この性能にもかかわらず、新品で4万円程度で入手できるのは、このレンズの魅力の一つです。SIGMAさん、本当にありがとうございます!(ただし、マイクロフォーサーズレンズの開発を中止してしまったことは非常に残念です。)
中望遠~望遠が好きで、マイクロフォーサーズでボケ描写を楽しみたい場合は、おすすめの一本です。
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