昨年スマッシュヒットしたJabra Elite 65tの後継Elite 75tにスポーツでの使用を考慮したモデルElite Active 75tが登場したので、早速試してみました。

高音質と通話機能・品質に力を入れた完全ワイヤレスイヤホン

Jabra Elite Active 75t
Jabra Elite Active 75t

Jabra Elite Active 75tのベースモデルである Jabra Elite 75tの評判を色々と調べると、2万円台のイヤホンとしてトップクラスの音質であるのがわかります。

また、Jabra自体がそもそも通信機器や補聴器のメーカーなので、通話用イヤホンとしてかなり自信をもっているようで、公式サイトでも「 高性能なコンパクトデザインに、4 つのマイクを内蔵。最先端のデジタル音声信号処理アルゴリズムと革新的なビームフォーミング技術により、どんな場所でも明瞭かつクリアな音で通話ができます。 」と謳っています。

さて、実際どうなのか非常に楽しみです。

Jabra Elite Active 75t
Jabra Elite Active 75t いざ開封

2万円台としてかなり良い音質だけど、中音域がネック

総合的な音質は、AirPods Proより上だけど、Technics AZ70Wよりはだいぶ劣る印象です。

同じく2万円台のLibratone TRACK Air+やThe House of Marley EM REDEMPTION ANCよりも良いと思います。

高音は十分な音質で刺さるようなこともありません。ただ、Technics AZ70Wと比べると音の輪郭や臨場感に不足を感じ、少し物足りなさも感じます。
値段が1万円も違いますから当然と言えば当然です。

低音は結構強めでアタック感があります。低音好きな方は気に入るのではないでしょうか。

気になるのはボーカルなどの中音域が弱いこと。高音と低音の狭間で埋もれた感じがします。

専用アプリにイコライザー機能があるのである程度改善できますが、中音域を上げるとこもった感じに寄っていくので調整が難しくて悩ましいところです。

Jabra Elite Active 75t
Jabra Elite Active 75t 付属品

通話品質はワイヤレスイヤホンとして良いけど…

Jabraご自慢の通話品質ですが、及第点ではあるけど、そこまですごく良くもないという印象です。

通話が途切れることや何を言っているかわからないようなことは無いようですが、明瞭さではイマイチで、普段使っているEarPodsの圧勝でした。

やはりワイヤレスでは限界があるのかなと思いました。

特筆すべきはフィット感

Jabra Elite Active 75tを実際に使ってみて、特筆すべきはそのフィット感です。

これは過去一素晴らしいと思いました。
激しくヘドバンしても外れなさそうです。実際に試してませんけど。
それほど良いです。長時間使っても耳が痛くなりません。
これまでで一番フィット感が良かったAirPods Proよりも自然で心地よいです。

公式サイト製品ページの一番上に「何千もの耳から生まれた理想の形状」と書いてあるだけのことはあります。この辺りは補聴器メーカーとしての強みが出ていますね。

Jabra Elite Active 75t
ノズルが耳の奥まで届く形状

パッシブノイズキャンセリングのみの外音遮断性には限界がある

Jabraはパッシブノイズキャンセリングに力を入れているようですが、アクティブノイズキャンセリングを体験してしまうと、はっきり言ってレベルが違いすぎます。

AirPods ProやTechnics AZ70Wを使った後だと、どうしても物足りなさを感じてしまいます。

音楽をかけていればそれなりに遮音性は高いので、イヤホンとしてのパッシブノイズキャンセリング性能はおそらく高いのだと思います。

アクティブノイズキャンセリング特有の感覚が苦手な方にも良いかもしれませんが、私は逆にあの静まり返った感覚が好きなので、ちょっと不満です。

マルチポイント対応は非常に便利

マルチペアリングとは、1台のイヤホンに対し、複数のデバイスを登録し、複数同時に接続できる機能のことです。

Jabra Elite Active 75tでは2台まで同時に接続ができます。

例えば、音楽をiPhoneで聴いている最中に、Androidに電話がかかってきたら、そちらに出て通話することがスムーズに可能です。

あまり取り上げられませんが、この機能ってすごく便利だと思います。搭載しているモデルも非常に少ないので、Jabraの強みと言えますね。

携帯性や操作性が◎!

AirPods Proの充電ケースは非常にコンパクトで携帯性が高いですが、Jabra Elite Active 75tの充電ケースも同じくらいの大きさです。ジーンズのポケットに入れても嵩張らないので良いですね。

あと、イヤホンの出し入れもとてもスムーズで、磁石の強さもいい感じです。毎日使うイヤホンとしてはこう言ったところも重要ですね。Technics AZ70Wはマジで取り出しづらく入れづらいです。

Jabra Elite Active 75t
出し入れしやすく、コンパクトな充電ケース

操作性に関しても良好です。
最近はタッチ式が多いですが、Jabra Elite Active 75tは物理ボタン式です。

物理ボタンだと耳に押し込む動作になって嫌がる方もいますが、軽い力で認識されるので、耳に押し込む感じにはなりません。節度感が丁度よく、誤動作も皆無なので、よく研究・調整させているなと思います。

このあたりは、代を重ねて成熟された製品の強みですね。
今回が初の完全ワイヤレスイヤホンとなるTechnicsは音質以外の完成度の低さが目立ちますね。

Jabra Elite Active 75tとTechnics AZ70Wの大きさ比較
Jabra Elite Active 75tとTechnics AZ70Wの大きさ比較
イヤホン自体もコンパクトで耳にフィットする形状

総評

Jabra Elite Active 75t は通話機能、通話性能に力を入れているので、リモート会議などの仕事用に購入しました。

ワイヤレスイヤホンとしては良いと思いますが、通話相手からの評価はそれほど良くありませんでしたので、結局有線イヤホン(EarPods)に戻してしまいました。

音楽鑑賞用としても物足りなさを感じてしまいますが、それは3万円台の完全ワイヤレスイヤホンと比較してのこと。この価格帯の中では満足感の高い音質だと思います。

あ、タイトルの「リモートワークで使える?」に対する回答は、私は使えなかったけど、一般的には(それほどこだわらなければ)使える、になりますね。